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スマホに示されたオリックスのロゴを指して笑顔の元選手(瑞浪市で)

帝京大可児 加藤中日5位

 26日に行われたプロ野球ドラフト(新人選手選択)会議で、中京高の元謙太(げんけんだい)選手(18)がオリックスから2位指名、帝京大可児高の加藤翼投手(17)が中日から5位指名をそれぞれ受けた。2人は、喜びをかみしめるとともに、プロでの活躍を誓った。

「トリプルスリー狙う」

 元謙太選手は、瑞浪市の中京高で記者会見。「指名された瞬間、『プロの世界に行くんだ』と気持ちが入った」と表情を引き締め、「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成したい」と笑顔を見せた。

 多治見市出身。岐阜東濃リトルシニアでのプレーを見た同郷の橋本哲也監督(56)からの誘いを受け、中京高への入学を決めた。橋本監督は「中学の時に一目ぼれしてから、あっという間の3年間だった。本当によく成長してくれた」と振り返った。

 50メートル走5秒9、遠投110メートルの高い身体能力と抜群の野球センスを併せ持つ。身長1メートル86、体重86キロ。高校通算18本塁打を放った右打ちのスラッガーだ。失投を逃さない、勝負強さがある。2019年夏の甲子園では、初の4強に導く逆転満塁弾を放ち、今夏の独自大会では打率6割2分5厘、3本塁打と準優勝に貢献した。

 高校では最速144キロ右腕として背番号「1」をつけたが、記者会見で「プロでは野手一本で頑張りたい」と宣言。オリックスについては、主砲の吉田正尚選手の名前を挙げ、「以前からティー打撃の動画を見て参考にしていた。自分も吉田選手に負けないパワーをつけたい」と意欲を見せた。

 同席した母の淑美さん(48)は「亡くなったおばあちゃんに『プロで活躍して2世帯住宅を建てる』と約束していた家族思いの子。これからも頑張ってほしい」と話した。

「直球の代名詞目指す」

 加藤翼投手は、可児市の帝京大可児高でドラフト会議の模様をインターネット中継で見守り、中日から5位指名を受けると、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 下呂市出身。身長1メートル79の右腕。高校から本格的に投手を始めた。球速は当初、130キロに満たなかったが、田口聖記監督や田中祐貴コーチ(元近鉄)の指導を受け、才能が開花。直球は最速153キロを記録し、ナックルカーブ、チェンジアップなど球種も多彩だ。今夏の県独自大会2回戦では、3回で8三振を奪い、大器の片りんを見せた。

 学校で記者会見に臨んだ加藤投手は「中日に入りたい気持ちは強かった。選ばれるか不安だったので、ホッとした」と語った。直球にこだわりを持つ剛腕は、プロ入りに向けて「『まっすぐと言ったら加藤』と言われるような、球界を代表する投手になりたい」と意気込んだ。